半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4334 言葉にこだわる

昨晩の「佐世保教師塾」でN先生が言葉の意味を自分なりにどうとらえているかという話をしました。
教育業界用語を自分の言葉で説明してみようという演習もありました。
例えば,「個性」,「グローバル化」「国際社会的」などです。
これらの言葉は,学習指導要領に掲載されているので,指導案や学級経営案などでよく見ます。
しかし,立ち止まって考えるとこれらの言葉を自分の頭でしっかりと考えているのかという疑問がわいてきます。
野口先生も言われていますが,耳障りが良い言葉は気を付けたほうがいいと思います。
「自主性」とか「学び合い」とか「アクティブラーニング」とか同じです。
単なる辞書的な意味だけでなく,自分の中に落とし込むことが大切なのです。
そのためには,多くの書籍を読んでおく必要があります。多くの経験を重ねておく必要があります。そうやって,自分なりの解釈ができあがっていくのです。
意味も把握しないまま,そういった言葉をそのまま使うと浅薄な指導案になり,魅力に乏しい授業になってしまうのです。