半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2991 良い授業とは

野中信行先生がブログで,良い授業の最低条件として,以下の4つをあげられています。

http://nonobu.way-nifty.com/blog/2016/05/post-7430.html

 A 指導言(発問・指示・説明)が明快で、きちんと区別して発せられる。
 B 全員参加の授業。
 C 子供たちが授業に集中している。
 D 学力保障がきちんとなされている。

これらの4つは,授業を観る視点と言ってもいいでしょう。
これぐらい教師ならばできて当たり前と考えている人も多いと思います。
しかし,これがなかなか難しいのです。
特に,BとCが中学校では難しくなっていると思います。
授業中に,私語をしたりノートをとらなかったりペン回しをしたり居眠りをしたりというのは日常的に見られます。
つまり,BとCをどうやればうまくいくのかを校内研修で取り組んでいくべきなのです。
学び合いやアクティブラーニングやICTなどは1つの方法にすぎません。
これらを実践することで,BとCが達成できればいいのです。
間違っても,最初に学び合いやアクティブラーニングやICTありきということではないのです。
つまり授業とは何か,授業の目的とは何かを考えるべきなのです。