半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4087 タンポポ

今日発行した学年通心「感じて動く」(第5号)に,「木や草や花から学ぶこともあります~道端に咲く草花に目を向ける~」というタイトルで草木にまつわる3つの話を書きました。
「桜」と「タンポポ」と「栗」の話です。
今回は,「タンポポ」にまつわる話を紹介します。

蒲公英(たんぽぽ)
たんぽぽの種は綿毛です。

公園や道ばたにある綿毛に息を吹きかけて飛ばした経験は誰でもあると思います。

この綿毛は風が吹くと飛んでいきます。

これは,母親たんぽぽができるだけ子供たち(綿毛)を自分から遠くに離そうとしているように見えます。

子育ての一番大きな目標は何かと言われたら,子供を自立させることだと答えます。子供が,将来自分一人で生きていく力を育むことの大切さをタンポポは教えてくれているのではないでしょうか。

この話は,テレビドラマ「3年B組金八先生」のエピソードをもとにしています。過保護すぎる母親に対して金八先生タンポポに例えて,子供を自立させることの大切さを語るというものです。

そして,通信にはこんな結びを書きました。
新型コロナウイルス感染拡大で不安な空気が漂っている今だからこそ,道端に咲いている身近な草花を見ながらいろいろなことを考え,ゆっくりとした時間を過ごすことも必要ではないでしょうか。