半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3975 道徳研究授業参観記

先週に引き続き,市道徳部会の研究授業を参観しました。扱ったのは,W杯ラグビーの日本代表チームでした。
ねらいが「外国出身のラグビー選手の姿やノーサイドの精神から,多様性を認める大切さを理解し,国際的視野に立って,自分いに何ができるか考えようとする態度を育てる」でした。
以下,感想です。
①情報量が多すぎた。(登場人物が多い)
②教師の説明が多いため,生徒の思考や活動の時間が十分ではなかった。
③3つの発問がぼんやりとしていたので,生徒の意見もぼやけていた。
ラグビー日本代表に外国出身の選手が多いことをどう思いますか。」
「リーチや五郎丸選手の言葉からどんなことを考えましたか」
「もし,自分が違う国の代表になれるとしたらどうしますか」
④「これを日本代表チームと言えますか。言えると思う人は〇,言えないと思う人は×を書き,理由も考えましょう」という発問にする。立場をはっきりとさせることで,討論できる場面が生まれ授業が活性化する。
⑤全体的に多様性をすべて認めるような構成だったので,終わり方もぼんやりとしていました。
私だったら,選手の多様性を認めながら,1つの目標に向かっていくことの素晴らしさを感じとらせる授業を創ると思います。
そうすれば,「ONE TEAM」という言葉も生きていくるはずです。

 

授業者あるM先生は,初任者の時に同じ職場で働いた仲間です。20年ぶりに彼の授業を参観して,成長したことを実感できたことがうれしかったです。