退職した刑事,神場は妻と二人で四国巡礼の旅をしています。しかし,神場には過去の幼児殺害事件がえん罪であった可能性があると思っています。
その思いを募らせながら巡礼をしています。
そして,その事件と似たような事件が発生します。
もしかしたら過去の事件と同一犯である可能性があるとにらみます。
神場の後輩刑事たちが事件を追います。
事件の真相がわかり真犯人が逮捕された時,それは,えん罪であることも確定するのです。
ラストの神場の妻の言葉に胸が熱くなりました。
久々の,感動した警察小説でした。
柚月さんの他の本も読もうと思います。