半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3602 読破69冊目「旅先のオバケ」

●「旅先のオバケ」(椎名誠 集英社★★★★
久々にシーナさんの本を読みました。
大学生の頃からずっと読んできましたが,久々読むと実に面白いです。
今回は,世界の辺境を旅してきたシーナさんだからこそ書けた内容です。
例えば,
ロシアの古いホテルでのポルターがイスト現象
スコットランドの古城での怪現象
日本の小さな無人島での道に迷った話
アウシュビッツの近くでのホテルでの不思議な体験などです。

シーナさんの旅ものは,社会科の授業でよく使わせてもらっています。 
旅のガイドブックや観光地の公式HPには掲載されていない,本当のことが書かれています。
例えば,ロシアのホテルの食事のまずさ,水のまずさ,風呂の汚さ
モンゴルのゲルでの生活体験,
北極圏でのトイレ中に,2000匹の蚊に襲われたこと
パリの街中の危険な場所
ツリーハウスや水上生活の体験など

社会科教師にとって,椎名誠さんの旅エッセイは教材研究には不可欠な本です。

旅先のオバケ

旅先のオバケ