半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3507 働き方改革①

ベネッセが発行している「VIEW21」の2018年1号に「創造的働き方改革のすすめ」という連載が掲載されていました。(担当は文部科学省学校業務改善アドバイザーの妹尾昌俊さん)
その中に,業務軽減を考える際に,参考となる業務分類の考え方について,以下のような分類がありました。

A「基本的には学校以外が担うべき業務」
①登下校に関する対応
②放課後から夜間などにおける見回り,児童生徒が補導された時の対応
③学校徴収金の徴収・管理
④地域ボランティアとの連絡調整

では,実際はどうか中学校の現状を書きます。
①朝は,交通量が多い交差点に教師が立って安全指導をしています。また,あいさつ運動で毎朝7時30分から8時まで校門に立っています。
②遠足の帰りになどは,校区内を見回ります。また,台風などの災害時にも見回ります。
③これはあたり前です。年度初めの副教材費,英検,漢検,野外宿泊活動費,受験料やアルバム代などは学校が集金して,業者に渡しています。修学旅行費は旅行代理店が来て集金しています。
④大学生の学習支援ボランティアの連絡調整は私が担当しています。

やはり,学校が担っている仕事が多いのが現実です。
これらの仕事をどこが担うのか,誰か担当するのかという具体策を示さなければ現場は変わりません。これらはトップダウンの施策が必要です。

次号へ続く。

追伸:明日は台風7号接近のため臨時休校となりました。