半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3200 夏休みの課題

夏休みも終わろうとしています。
学校には,いろいろな教科の課題を提出にくる生徒も増えています。
おそらく,教科担任や学級担任から締め切りが過ぎているので,早く提出しなさいと言われたのでしょう。
・自由研究
・読書感想文
・読書感想画
・書写
などです。

全生徒に全課題を完璧に提出させることは難しいことです。
叱ったり,罰を与えたり,評価が下がると言ったり,放課後残して強制的にやらせたりしているようです。
しかし,これでも完璧は無理です。
どうすれば,完璧になるのでしょうか。
教科担任は,課題を出すときにどこまで考えているのでしょうか。
全員ができる課題を出しているのでしょうか。
その課題は,本当に必要なのでしょうか。
その課題は,本当に全員が提出すべき課題なのでしょうか。
その課題は,生徒をどのように成長させるのでしょうか。


締め切りをきちんと守って提出する生徒もいますが,遅れて提出する生徒もいます。
提出しない生徒が必ず出てきます。
このように徹底させることができないのです。

このようなアンバランスが出てくることが分かった上で課題を出しているのです。

課題の出し方についても,教師はもっと深く考えるべきだと思います。

例えば,全員が提出するための課題として,以下のことを考えました。
①どの生徒もでもできるもの。
②課題を提出することで,今後の授業にどのように繋がるのか分かりやすいもの。
③提出したくなるようなもの。

課題は,あくまでも教科担任が出したものですから,回収も教科担任が責任もってやるべきなのです。
回収できないからと言って,学級担任や学年職員にお願いするのは,筋違いだと思います。