半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3027 実習生の道徳授業

昨日,4時間連続で実習生の道徳授業を参観しました。
今回,4人の実習生と会った時に1つの課題を出しておきました。
それは,4人とも同じ資料で道徳授業をつくってほしいということです。
こんなことをやったのは,今回が初めてです。
理由は簡単です。
道徳授業をつくることはとても難しいので,仲間と協力しながら作ってほしいと思ったからです。
30年教師をやっている私でさえ,毎回道徳授業づくりで悩んでいます。
それを3週間しか教師体験をしている実習生がうまくつくれるわけがありません。
しかし,4人もいれば何かいいアイデアがでるかもしれないのです。
教科ではどうしても教科の壁があり,こんなことはなかなかできません。
道徳授業だからこそ,できるのです。
つまり,道徳授業づくりという共同作業を通して学び合うことができるのです。
学びだけではありません,雑談もできるのです。
雑談を通して,それぞれの教師の人柄が見えてくることもあります。
そうやって,同僚性が構築されていくのだと思います。


さて,くだんの道徳授業ですが,4人が4人ともそれぞれの色が出ていて面白かったです。
同じ資料なのに,どこに注目するかで道徳授業づくりが変わってくるのです。
しかし,4時間連続で参観したこともあり,非常に疲れてしまいました。
その後の研究協議も,ちょっと変わった方法でやりました。
これについては,後日書きます。
明日は,免許更新講習3回目です。
これまた疲れそうです。