半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2354 学習指導要領 解説を読む①

7月に発表された「中学校学習指導要領 解説 特別の教科 道徳編」を読んでみました。
その中で,気になった部分をぼちぼちと取り上げたいと思います。
なお,ページ数も掲載していますので,原文を読んでみてください。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/07/29/1356257_2_1.pdf

p80 道徳科に生かす指導方法の工夫
「多くの情報を提示することが必ずしも効果的だとは言えず,精選した情報の提示が想像を膨らませ,思考を深める上で効果的な場合もあることに留意する。」



教師が気に入った資料をたくさん使った道徳授業を参観することがあります。
ねらいに近づけるために,次々と提示していくのです。
そんな授業を見るたびに,お腹がいっぱいになってしまいました。
特に,映像資料を10分,15分も見せる授業もありました。
映像資料は,情報量も多く生徒の思考が拡散してしまい,ねらいに近づけることが難しくなってしまう場合もあります。

最近は,できるだけ少ない資料で,じっくりと考えさせる道徳授業をつくりたいと思ってますので,この記述は大きく頷くことができました。