半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2441 服部敬一先生の道徳授業

大阪から戻ってきました。
大阪にある豊仁小学校の服部敬一校長先生の道徳授業を参観させていただきました。
読み物資料「金色の魚」を使った3年生の授業でした。
服部先生のとても穏やかな進め方で子供たちは,安心して参加している様子でした。
話を聞いたところ,服部先生は毎週どこかのクラスで道徳授業をしているそうです。
これだけでも頭が下がる思いです。その理由は授業をしないと「鈍る」からだと言われていました。
私もそうです。
副担任ですから,道徳授業を毎週していません。時々やっている程度です。
しかし,全くやらないと腕が落ちるということを実感しています。
授業後は,校長室で約3時間,道徳授業について歓談しました。
特に賛同した部分は,道徳授業の「ねらい」についてです。
従来の「ねらい」は,学習指導要領の文章を借りてきたようなものが多く見られました。
例えば,「心情を育てる」とか「態度を養う」などです。
これでは,その授業が成功したかどうかの評価が難しくなってしまいます。
そのことについて,服部先生は疑問を感じて,勉強してきたということでした。
こだわりをもって考え自分のスタイルをつくっていくことが大切だと感じました。
夜の懇親会でも,様々なことが話題にあがり,とても楽しい時間を過ごすことができました。
この学びを私の道徳授業づくりのヒントにしたいと思います。