半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2470 大学生が書いた指導案

大学生のKさんが,社会科模擬授業の指導案を持ってきました。
私の意見を欲しいということでしたので,いくつかの指摘とアドバイスをしました。

①単元観には,授業者がその単元をどう理解しているか,どうとらえているかを明確に書く。
②生徒に実態は,単なる印象で書かず,アンケートの分析や日頃の観察などから具体的な姿を書く。
③表現力を高めるというねらいがあったが,高める具体的な指導がよくわからない。
④評価が書いていない。
⑤グループワークと班学習,アクティビティと作業とはどう違うのか。また,どうしてこの言葉を使うのか。

大学で,指導案の書き方についての講義はあったと思います。しかし,大切なことは根本です。
指導案とは何か,どんな内容を書くべきなのか,それそれの内容はどのようなつながりがあるのかなどです。

この根本をしっかりと理解しておけば,教科に限らず道徳や特活や総合などの指導案を書くときに困らずに済むのです。