半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3210 指導案は書いたら捨てる

ある小学校の先生が書いているブログに「指導案は書いたら捨てる」という言葉がありました。
この意味は,授業は指導案通りにやってはいけないということです。
授業は生ものです。
授業はライブです。
ですから,計画通りに進むとは限らないのです。
生徒のイレギュラーな答えをチャンスととらえて,授業を盛り上げたり授業を深めたりする材料にするのです。
指導案通りにやらなけれないけないと思い込んでいる教師は,生徒のイレギュラーな答えを切り捨てたり,無視したりすることになる可能性もあるのです。
これでは,授業力が高まるわけがありません。
授業は,教師の「受け」と「攻め」のバランスが重要になってきます。
このバランス感覚を身に着けることで,授業の楽しさがわかってくるのです。
極論ですが,指導案を書く作業に多くの時間をかける必要はないと思っています。
(もちろん教師ならましな指導案を書けるようにならなければいけません。指導案については,また別の機会に書きたいと思います。)
指導案の形式的な内容で悩む時間を無駄に増やすよりも,教材研究や授業づくりに時間をかけるほうが,より授業力を高めることができるのです。

魅力ある指導案が書ける教師になりたいと思っていますが,指導案に縛られた教師にはなりたくありません。