半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2215 道徳の時間について

先日,若手職員に配布したプリントで道徳の時間について,次のような文を書きました。
道徳の時間における1つの主題,例えば「生命尊重」について自分ひとりで考える機会はあまりありません。また,例え考えたとしても深まりもないし,広がりもありません。
ですから,道徳の時間の中で,自分の考えを書き,発表し,仲間の意見を聞き,意見を交流させます。そうすることで,自分の考えを深めていくのです。
そのためには,道徳の時間では,有効な資料,すぐれた発問,的確な指示,スムーズな構成が必要になります。
週に1回しかない道徳の時間ですが,とても大切な時間ということができます。道徳の時間のアンケートで道徳の時間が好きな理由として「友達の意見が聞けるから」という答えが多いのも,うなづけます。