半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2214 弁当箱は,コミュニケーションボックス

旧ホームページ2000年9月13日からの引用です。<引用始まり>
うちの学校では,給食ではなく弁当である。もちろんパン購入もできる。経験則で言えば弁当60%,パン40%程度だろう。さて,弁当の利点は何だろう。パンよりも栄養価が高いこと,腹持ちが良いこと,保護者の愛情が伝わることぐらいか。
そこでもう一つ弁当の利点を忘れている。それは,保護者と子どものコミュニケーションボックスであるということである。具体的には,持って帰ってきた弁当箱の中が空っぽか,半分ぐらい残してきたか,ほとんど食べてきていないかなどから,子どもの体や心の状態を少しではあるが把握できると思う。
また,弁当と一緒にちょとしたメッセージ(がんばって,テストだファイトなど)を添えておくと親子のつながりもできるのではないかと思う。このことが定例化すると,逆に子どもが,弁当箱の中に親へのメッセージなどを書いて入れるようになるかもしれない。弁当箱は親子の会話の小道具になりうると思う。<引用終わり>



昨年の9月から市内中学校はすべて給食となりました。
そんな今だからこそ,弁当の大切さを再認識してほしいと思います。