半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5817 1か月経過した学級は?

横浜で初任者指導をされている野中信行先生から「野中通信」の最新号をいただきました。

8号~11号まで「学級の荒れ」について書かれています。

今回もいろいろなことを学び,いろいろなことを再確認しました。

新年度が始まり1か月が経過しました。学級の様子はどうでしょうか。

4月の約束事がしっかり守られていますか。

時間(時刻)通りに授業が始まり,終わっていますか。

授業中に生徒の笑顔が見れますか。

教師の指示がきちんと通っていますか。

給食の準備が短時間で終わっていますか。

生徒だけで朝の会がきちんとできていますか。

教室にさわやかな笑い声が広がりますか。

何より,教室に居心地の良い空気ができていますか。

これらができていないと,ゴールデンウィーク明けに崩れてしまう可能性があります。

1か月間の自分の実践をしっかりと見つめて,できていることできていないことを明確にしておく必要があります。

4月の約束事を教師自身が忘れたり,指導の軸がぶれていないかチェックしましょう。

まだ,間に合います。

このゴールデンウィークの後半は,しっかりと休みましょう。

しかし,1日ぐらいは学級経営のチェックをしておくほうがいいと思います。

 

最後に11号で野中先生が書かれていた,学級の荒れに対する助言を引用しておきますので,是非,参考にしてください。

 

〈引用始まり〉

① 「学級で問題を起 こしているやんちゃな子への対応は、もうそこそこにして
とりあえず放置 しておきなさい。やっても効果はないか ら。
どうしても授業の邪魔をするようだったら学校 として対応するから」
② (組織の法則 「2:6:2の 法則」を説明してから)「 そんなことより、学級の中の
真面 目な子供たちが今はじっと座っている状態だろうから、その子たちへ向けての働
きかけをしなさい !」
③ 「ベク トルの向きをやんちゃな子たちから真面 目派の子供たちへ向け直 しなさい」
⑤ 「先生がすべきことは
 ア 子供たちの前では毅然 としていること (笑顔で対応できた らもっと良い)
 イ 先生が出した方針は、ころころ変えないで一貫性を持たせ ること
 ウ 真面 目派の子供たちが、先生の指示に素早 く対応できるようになったらどんどん褒め、認める言葉かけをしなさい
 工 授業では、どんどんフォローを出すこと
 オ ポイン トは、時間のこと。学級のスピー ドを上げること。

 
荒れてくると、スピー ドがなくなるか ら、素早 く活動できるように
意識すること。授業の時間、掃除の時間、給食の時間などきちんと守って
いくこと。

〈引用終わり〉

野中信行先生のブログはこちらです。

http://nonobu.way-nifty.com/blog/