半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5783 道徳授業でディベート

先週の送別会で中堅のM先生と道徳授業について話ました。

M先生が初任の頃に道徳授業を公開して,その授業を私が参観したという話でした。

扱った教材は「アルメニア地震~奇跡の生還~」でした。

この教材は,モラルジレンマでよく使用されるものです。

さて,M先生は授業後の協議での私の発言をよく覚えていました。

発言内容は,こんな内容でした。

「この授業で教えたい内容は,生命尊重ですが,生徒に命の大切さを教える時にディベートをすることに抵抗があります。ディベートは討論ゲームですから,生命尊重を教える時にはふさわしくないと思います。」

 

私も若かった?ので,結構,厳しい発言をしていた頃です。

しかし,M先生が私の発言を覚えていてくれたことがうれしかったです。

もし,あの時,社交辞令的な発言をして終わっていたらM先生の記憶に残ることはなかったはずです。

今は,厳しい発言はあまりしませんが(できませんが),正しく批判することは大切だと思っています。