半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2404 「反省」ばかりだと

いろいろな行事の後に,必ずと言っていいほど「反省」を書かせます。
これは,小学校も同じことでしょう。
確かに,反省をすることは大切さだと思います。しかし,行事の度に反省を書くことは正直しんどいのではないかと思います。
生徒も同じような感想になることもあるはずです。
さて,今回の野外宿泊活動の事後指導ですが,反省を書かせるのではなく200字作文を書かせました。
タイトルは私が決めました。
「野外宿泊活動を成功させるために」とし,来年度の1年生へのメッセージを書かせました。
こういうタイトルにすることで,自分のことをしっかりと見つめ,大切なことを再確認すると思ったのです。
その作文の中から3つを紹介します。


●野活を成功させるために大切なことは,3つあります。1つ目は,自分勝手な行動をしないこと,2つ目は,時間厳守,3つ目は,感謝の心を持つことです。自分勝手に行動すると集団に乱れが出てしまうからです。2つ目の時間厳守をしないと活動する時間が減り,後の日程がずれてしまいます。3つ目の感謝の心を持たないとこの集団はダメだという印象がついていまうので常に感謝の心を持っていてほしいです。

●野活を成功させるために大切なことは,野活の目標を普段の学校生活から実行しないと野活ではできません。だから,私は学校生活から実行してきました。これは,野活だけじゃなく2年生の職場体験でも3年生の修学旅行,もそうしていきます。野活や職場体験,修学旅行は全部学校生活にかかわることなので,学校生活を大切にしていけばいいと思います。1年生は一生に1回しかないので楽しい思い出にしてください。

●私は,目標を持って,みんなでその目標に向かって努力をすることが大切だと思います。みんなで団結しないと野活も成功しないからです。あと1つ大切なことは思いやりだと思います。誰かが困っていたら声をかけたり手伝ってあげたりします。このような目標を持って努力すると行事は成功すると思います。努力してみんなで仲良く団結して行事を成功させてください。