半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2324 発問づくり

先日行われた道徳部会の協議で,発問づくりが話題になりました。
その中学校は,道徳授業改善の研究指定を受けているということで,特に発問づくりを研究の中心においているとのことでした。
発問づくりは私も相当悩む部分ですが,今までの学びを振り返って考えてみました。

発問づくりがうまくなるためには,以下の2つの方法があると思います。
①様々な道徳実践記録を読み,その中にある多くの発問について吟味していく。
②1つの資料を使い,種類が違う発問をつくり実践してみる。それぞれの実践を検討して,発問の有効性を確認する。

 どんな発問をすれば,全員を参加させることができるか。
 どんな発問をすれば,生徒に深い思考をさせることができるか。
 どんな発問をすれば,ねらいに近づけることができるか。

自分で道徳授業をつくることで,発問づくりのコツを習得することもできると思いますが,
まずは,①です。
せっかく,全国の先生たちが実践した道徳授業があるのですから,これを使わない手はありません。
マネでも構わないと思います。
まずは,できるだけたくさんの種類の発問に出合うことです。
そうすることで,発問を観る目が育ってくるのだと思います。
研究指定校だからと言って,すべて0から始めることはしなくていいと思います。
これまでに多くの先生たちが研究し実践してきた教育財産のうち使える部分はどんどん使っていくべきだと思うのです。