半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5701 素材の分類

気になった新聞記事は,とりあえず箱に入れてとっておきます。

道徳授業の素材となるかもしれないからです。

セミナーの講話や授業のヒントになるかもしれないからです。

 

最初は,新聞名と日付だけを書いておきます。

いきなりきちんと整理しようとすると,性格上,長続きしません。

とりあえずという姿勢ですから20年以上も続いているのだと思います。

これで終わると記事自体の存在も忘れてしまうので,定期的に分類整理作業を行っています。(3カ月に1回の割合)

さて,今日はその分類作業の日です。

手順は,以下の通りです。

➀記事の不要な部分を切り取る

②紙にはる

③日付と新聞名を書く

④記事のキーワードを書く

例えば,「藤井聡太」「努力」「永瀬拓矢」「ライバル」「成長」などです。

⑤それぞれを道徳の内容項目ぼとにファイルに入れていく

例えば,「生命尊重」「強い意志」「地域」「愛国心」「郷土愛」「家族」などです。

➀から⑤の作業をすることで,記事が記憶に残ります。

その結果,10年前の記事と今朝の記事を結び付け,1つの道徳授業が出来上がることもあります。

(1つの道徳授業が完成するために10年かかる場合もあるのです)

 

また,作業をしている時に,道徳授業プランがぼんやりと浮かんだり,発問が浮かんだりします。

(脳が道徳授業づくりモードになります)

 

記事を読み返す,あらためて人間っていいなあ,人間ってすごいなあと思います。

これを生徒に伝えるために道徳授業をつくっているのです。