半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5597 社会科授業の実際(2年地理編)

今日の2年生社会科授業後半の流れです。約30分間
テーマは「水俣市の過去と現在」
水俣市の場所を地図帳で確認させた。
(全員が探したことを確認した)
 水俣病について概要を説明した。
③ポイントを板書した。
(机間巡視をしながらノートを確認した)
④住民と工場との対立が起こり,裁判が行われたことを教えた。
⑤加えて,住民と住民との対立が起こったことを教えた。
⑥住民どうしの対立が起こった理由を考えさせ,ノートに書かせた。
⑦一人一人のノートを確認しながら,個別評価をしていった。
⑧なかなか書けない生徒は交流してもよいという指示をだした。
⑨生徒同士の教え合いの時間があった。
⑩理由の解説をした。
⑪現在の水俣市の取り組みについて説明した。
⑫住民の絆を取りもどすために,「もやい直し」活動が行われていることを教えた。
⑬「もやい」の意味をクイズにして考えさせた。
全員参加の授業にするため,小刻みな授業構成にしています。
ダレが生まれないように,テンポをつくっています。
学んだ知識を使って表現させるために,ノートにしっかりと書かせています。
はやりのタブレット授業から見れば,アナログ的な授業だと一笑に付されるかもしれません。
しかし,学びに対するモチベーションが低い,集中力が継続しない,漢字もあまり書けない,知識が不十分,知識をリンクさせることができない生徒が多い現状を考えると,このような授業が有効だと考えています。
何よりも生徒の笑顔が多い,楽しい空気がある授業となっています。