半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5549 平和への取り組み

今日は,長崎原爆祈念の日(県民祈りの日)です。
書斎で平成11年度M中学校の修学旅行のしおりを探して,この記事を書いています。
平成11年(1999)度,M中学校の修学旅行で鹿児島方面へ行きました。その訪問地の1つに知覧平和会館を設定しました。平和学習を深めるために,次のような取り組みをしました。
ちなみに生徒数は57名でした。
 〈事前準備〉
①平和に関するメッセージを書いた紙で折り鶴をつくった。
②生徒自身が平和祈念の詩「いのち」をつくった。
③国語科教師が指導して,詩の群読を練習を行った。
④詩「いのち」を生徒ひとり一人と3学年担当教師が陶板に1文字ずつ書いた。(私も1文字筆で書きました)
⑤校区内の窯元に頼んで陶板を焼成してもらった。
⑥N新聞社の取材を受けた。
⑦N新聞に記事が掲載された。(旅行の4日前)
〈知覧平和会館での取り組み〉
①会館内で生徒全員で,詩「いのち」を群読した
②陶板を館長さんへ寄贈した
③1143羽の折り鶴を寄贈した
④会館内を見学した。
ちなみに,この陶板は知覧平和会館にまだ陳列されています。
この時の生徒は,今年で40歳になります。
家族で知覧平和会館に行った時に,この陶板を見ると思います。
その時,彼らはどんなことを考えるのでしょうか。
自分の子どもたちにどんなことを話すのでしょうか。
とても懐かしい取り組みですが,とても貴重な取り組みだと思います。