半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3476 いのちを見つめる日

あの事件の日から14年が経ちました。
その後,毎年6月を「いのちを見つめる強調月間」として小中学校で様々な取り組みが行われてきました。

例えば,
①講演会
②校長講話
③音楽会
④詩の群読
⑤絵本の読み聞かせ
⑥道徳授業の公開などです。



6月中に,各学校の全学級で「いのちの大切さ」を扱う道徳授業が公開されます。
おそらく,どんな道徳授業をしようかと悩んでいる教師も多いでしょう。
私にも資料提供依頼がきています。
私がつくった道徳授業が,いろいろな学校で実践されることは正直うれしいことです。
しかし,本当にこれいいだろうかとも思います。


道徳授業を含めて,上のような特別のイベントをすることで教師がますます忙しくなり,目の前の生徒とふれあう時間が少なくなってしまうことにはなりませんか。

2つの事件を教訓として,教師一人一人が危機意識を持つことはとても大切です。
しかし,今までどおり特別なイベントを続けることが本当に必要なのか疑問に思います。