半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5469 山頭火の写真句集

大学生の頃に,尾崎放哉の自由律俳句と出会いました。
晩年は,小豆島の小さな庵で生活し,そこで没しました。
彼の人生を描いた「海も暮れきる」(吉村昭 講談社文庫)を読んで,また好きになりました。
しかし,圧倒的に寂しい句が多いです。
「墓のうらに廻る」
「咳をしてもひとり」
「入れものがない,両手で受ける」
このつながりで,種田山頭火の俳句と出会いました。
放哉も好きですが,山頭火の俳句のほうにより魅力を感じました。
山頭火の句集を買い,その中から,気に入ったものをノートに書きだしていき,それをパソコン入力して,データ化した結果,6000首以上になりました。
そして,その俳句に合った写真を撮るようになりました。
最近は,俳句と写真を組み合わせたものを作っています。
俳句については,まったくの素人ですが,写真を組み合わせることで,心が穏やかになります。
ここちよい作業です。これを「写真句集」と名付けました。
作品をぼちぼちと紹介していきます。

 

〈五月の海は満ち堪へて大きな船〉