半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3720 保護者を感化する

生徒がいろいろな問題を起こすと家庭に原因を求める場合が多いようです。

家庭に問題があるから,子どもがこんなことをするんだという声もよく聞きます。

確かにそういう場合もあります。

野口芳宏先生の講座でこんな話を聞きました。

生徒が問題を起こすのは,次のうちどれだと思いますか。

A 家庭に責任がある

B 学校に責任がある

C 社会に責任がある

おそらくほとんどの人がAに手を挙げると思います。

しかし,野口先生はこんな話をされました。

家庭に問題があると考えた人は,親が悪いと考えていると思います。

しかし,その親を教育したのは学校です。

つまり,教師の責任は重いのです。

この言葉が胸に刺さりました。

 

この話を聞いて,保護者を何とか教育できないかと考えています。

教育というと大げさかもしれませんが,保護者を感化できないかということです。

そのためにやってきたことは,

①保護者懇談会で、道徳授業を実施する

②保護者懇談会で,教育論を言う

③毎週,学年通信を発行して教育について書く

ぐらいです。

教師は保護者を感化する努力もしなければいけないと思うのです。