半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

5350 国語教育の本質

今朝の読売新聞の「明日への考」に日大文理学部特任教授の紅野健介氏の国語教育についての記事が掲載されていました。
気になった部分を紹介します。
「思春期の子どもに,(『舞姫』の)豊太郎の姿を通して自分の失敗や心の傷とどう向き合うか,小説の言葉から想像し,考えるための語彙を自分の中に育むことは大切な経験ではないでしょうか」
「自分の1回きりしかない人生の中で多くの冒険はできなかったけれど,小説や映画を通して様々な体験ができた。人間の肉体が持つ可能性,偶然というものが持つ奇跡や恐ろしさも知ることができました」
「本当の改革とは,先生が教える喜びを引き出すものであるはずです」
 なかなかうなづくことが多い記事でした。