半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4482 「小さな道徳授業」で学ぶ

鈴木健二先生の「5分でできる学級経営に生きる小さな道徳授業1」(日本標準)を読んでいます。「小さな道徳授業」とは,5分から15分でできる,ちょっとした道徳授業」と鈴木先生は定義されています。ですから,1つの教材に2つから3つぐらいの発問をセットにしてありますから,朝の会や帰りの会,学活の導入,全校集会や学年集会などでも活用できます。
この本を読むにあたって以下のことに注目しています。
①どんな素材を使っているか
②どんなところで素材を発見しているか
③素材をどんなふうに加工しているか
④どんな発問をつくっているか
⑤その小さな道徳授業は,中学校のどんな場面で使えそうか
教師が説教をすれば1分で終わることを,「小さな道徳授業」を行って生徒に考えさせることに意義があるのです。その効果も全く違うはずです。この本を読むと「50分の道徳授業」をつくる方法も見えてきます。中学教師も是非,読んでおくべき1冊です。

 

5分でできる 小さな道徳授業: 学級経営に生きる

5分でできる 小さな道徳授業: 学級経営に生きる

  • 作者:鈴木 健二
  • 発売日: 2021/03/19
  • メディア: 単行本