半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4518 雨の日は傘をさそう

雨が降っているのにも関わらず,傘を持って来ない生徒がいます。おそらく,保護者が車で送り迎えしてくれるので,傘はいらないと考えているからでしょう。
2003年のブログ「半径3mの教育論」にこんなことを書いていました。
私は保護者会で、次のような話をした記憶がある。「朝から、今日の天気を知ることは大切なことです。曇りや雨の予報が出ていれば傘を持っていく。これが当たり前です。自分が今日の天気を知ろうとしなかったことや傘を持っていったほうが良いという親の忠告を聞かないのが悪いのに、子どもが親に、車でむかえに来てくれというのはおかしいのです。
だから、自分の足で歩いて帰ってきなさいぐらいのことは、親として言っていいのではないでしょうか。そして、ずぶぬれになった子どもに、お風呂をためておいたから、早く入りなさい。風邪ひくよ。という方が、ほいほい迎えに行くより、数倍優しく、教育的ではないでしょうか。これから先、自分にどのようなことが起きそうなのか、情報を集めて自分で判断することが大切なことだと思う。たかが、天気だが、されど天気。本当の「生きる力」とはこんな小さいことにもあてはまるのではないかと思う。
ちょっと不便なことを体験させることが,子供を成長させるということを保護者には,わかってほしいと思います。