半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4157 戦争とは

今日の職員会議で「8・9平和集会」についての提案がありました。
長崎原爆投下の日を登校日として,生徒と共に平和について考えることを目的としたものです。この平和集会を迎えるたびに,「平和」や「戦争」や「命」や「死」について深く考え,生徒にどうやって教えればいいのか悩むのです。
しかし,もっともっと深く考えるべきだと思います。
教える立場である我々教師が「平和観」「戦争観」「死生観」を持つことが大切なのです。
昨日紹介した浅田次郎さんの「終わらざる夏」の中にこんな一文がありました。
〈引用始まり〉
「戦争とは,生と死との,ありうべからず親和だった。ただ生きるか死ぬかではなく,本来は死と対峙しなければならぬ生が,あろうことか握手を交わしてしまう異常な事態が戦争というものだ。」
〈引用終わり〉
重い言葉です。