半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4007 読破11冊目「孤塁」

〇「孤塁」(吉田千亜 岩波書店★★★★

孤塁とは,たった1つ残された根拠地のことです。

3.11の原発事故で暴走する原子炉を冷やすため,避難民を救助するために命をかけて戦った福島県双葉消防署員125名を描いたノンフィクションです。

福島原発内で命がけで戦った所員,自衛隊の記録である「死の淵を見た男」(門田隆将 角川書店)と合わせて読むと,その戦いがいかに凄惨なものであったかわかります。

勇気ある彼らの行動が,日本を救ったことを忘れてはいけません。

 

孤塁 双葉郡消防士たちの3.11

孤塁 双葉郡消防士たちの3.11

  • 作者:吉田 千亜
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: 単行本