半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3957 読破4冊目「わが天幕焚火人生」

〇「わが天幕焚火人生」(椎名誠 産業編集センター)★★★★

大学1年生の頃に友人から紹介された「哀愁の町に霧が降るのだ」がすこぶる面白く,そこからずっとシーナファンです。

おそらくほとんどの作品は読んだと思います。

当時は,「昭和軽薄体」とか「おもしろかなしずむ」とか言われていましたが,私が好きだったのは,世界の辺境の旅行記私小説です。

今回は,旅を中心に書かれたエッセイです。特に,若き頃の旅を振り返る「マゼラン海峡航海記」が面白かったです。

一般的なガイドブックや旅行記には絶対に書いていない,その国の実情が面白く,社会科の授業で使えるネタがたくさんあります。

特に世界のトイレ事情などが使えます。

私も歳をとりましたがシーナも75歳です。

ちょっぴり哀しくなります。

 

わが天幕焚き火人生 (わたしの旅ブックス)

わが天幕焚き火人生 (わたしの旅ブックス)

  • 作者:椎名 誠
  • 出版社/メーカー: 産業編集センター
  • 発売日: 2019/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)