半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3951 読破3冊目「教育改革のやめ方」

〇「教育改革のやめ方」(広田照幸 岩波書店★★★★

休みの最終日。

午前中は学年通心作成。

昼は妻とイタリアンレストランでランチを食す。

午後は読書。久々に堅い教育書「教育改革のやめ方」(広田照幸 岩波書店)を読破しました。初めはなかなか進みませんでしたが,途中から加速度が上がり2時間程度で読破しました。これがとても面白く,読破後ノートにポイントをかき出していきました。気に入ったポイントをいくつか紹介します。
①危なっかしい改革を無造作にやりすぎている
②教員自身が「深い学び」を経験する機会を継続的に用意すること。常に刺激的な学習体験をしている人が生徒にもそれを教えられる。
③従来型の授業を進行させつつ,その中に今までにはない学習体験を混ぜ合わせる授業を行う。
④子供たちに「自主的に勉強してね」と言いながら教員自身が与えられたもの以上の学びをしない。
⑤校長の役目
 ・教員の多忙化の改善
 ・外からの風圧に対して教員を守る
 ・教員同士の学びあいの土壌をつくる
 ・これまでにない概念や理念について深く学んで理解する
現場のことをしっかりと考えた論ですから,共感する部分が多かったです。若手教師にも是非読んでほしい1冊です。
この本のおかげで,一気に脳が学校モードに切り替わりました。

明日から出勤します。

 

教育改革のやめ方: 考える教師,頼れる行政のための視点

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