半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2275 学びにお金をかけよう

夏休みに入ると,周りの人たちから教師はいいねえと言われることがあります。
休みがたっぷりあってゆっくり休めるからうらやましいということです。
しかし,実際は全く違います。
学級担任であれば,家庭訪問や三者面談などが1日中入っています。
他の教師も部活指導や研修会への参加などが入っていて,ゆっくりと休める日があまりないのです。
さて,その研修会のことです。
希望して参加する教師もいれば,管理職から参加してくれと言われて嫌々ながら参加する教師もあります。
もちろん,参加費は無料です。
その研修会の現状は,うとうとと居眠りをしたり,隣りとおしゃべりをしたりしている教師もいます。
学ぼうとする意欲が全くない教師がいるのです。
ほとんどの教師が,研修はお金がかからないものだと勘違いしています。
ですから,学びの意欲が高まらないのです。
学びには,お金がかかるのです。
お金を払うとその金額分は学ばないともったいないと思います。お金のために学ぶ意欲が高まるのです。
野口芳宏先生も言われていますが,自腹を切って研修会などに参加している教師は本物なのです。
若手教師には,どんどんお金を使って学んでほしいと思います。
全国的なセミナーに参加したり,教育書を多数読破したりしてほしいのです。