半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3949 読破1冊目「廃墟の白墨」

●「廃墟の白墨」(遠田潤子 光文社)★★★

遠田さんの作品は,ほとんど読みました。特に「オブリヴィオン」で一気に引き込まれました。

その遠田さんの作品では悲しすぎる過去を背負った人々を描かれています。

とても共感できないような境遇の主人公。

読んでいる途中,心がズンと重くなっていきます。

しかし,ラストで光が射します。

まさに心の救済。

その展開に魅了されて読み続けているのです。

 

廃墟の白墨

廃墟の白墨

  • 作者:遠田 潤子
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2019/09/18
  • メディア: 単行本