半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3792 読破71冊目「そのうちなんとかなるだろう」

●「そのうちなんとかなるだろう」(内田樹 マガジンハウス)★★★

内田ブームというのがありました。

月に1冊は新刊が出ていたのではないでしょうか。

私もブームにのって「街場の教育論」や「下流思考」や「先生はえらい」「橋本治内田樹」などを読んだ記憶があります。

内田さんの本は,気合いを入れて読まないと私の頭にはすんなりと入ってきません。

しかし,この本は自伝的エッセーですから,とても読みやすかったです。

この本で,内田さんのユニークな人生が分かりました。

小学校で登校拒否,高校中退,家出,大学院3浪,32大学大学教員公募に不合格,離婚,父子家庭などなど。

内田さんもあとがきで書いていましたが,この本を読みながら椎名誠さんの「哀愁の町に霧が降るのだ」を思い出しました。昭和時代を知るには参考になる2冊だと思います。

題名の「そのうちなんとかなるだろう」という考えも大切であると内田さんの人生から学びました。

 

そのうちなんとかなるだろう

そのうちなんとかなるだろう