半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3790 読破69冊目「悲願花」

●「悲願花」(下村敦史 小学館★★★

下村さんほど,いろいろジャンルを書ける若手作家はいないと思っています。

警察もの,登山もの,冒険もの,少女もの,感涙ものなどです。

今回は,感涙ものです。

一家心中で生き残った幸子と育児に悩み子供たちと一緒に心中を図り,自分だけが生き残った母親である雪絵と出会います。

被害者と加害者は,心を通い合わせることができるのでしょうか。

これで終わりと思っていたら,最後の最後で明かされる真実。

次はどんな作品を世に出してくれるか,とても楽しみです。

 

悲願花

悲願花