半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3730 壁新聞にこだわる

各学年では,1年生では野外宿泊学習,2年生では職場体験学習,3年生では修学旅行という大きな行事があります。

こういった行事の後,どのような形式でまとめをさせるのでしょうか。

例えば,

①班ごとにパソコンのパワーポイントを使い,プレゼン資料を作成させる。

②ひとり一人にB4サイズ程度の用紙にまとめをさせる。

③班ごとに壁新聞を作成させる。

パソコンでの作成では,パソコンが得意な生徒だけが活躍してしまい,せっかくの班活動の意味がなくなってしまうからです。

こういった理由から,アナログである「壁新聞」にこだわってきました。

こだわりのいくつかを紹介します。

①模造紙を縦に使い,3段組にする。

②写真は一枚だけ。

③文字は黒色,その他使っていいのは3色まで。

④イラストや表やグラフは挿入可能

制約を加えれば,生徒は工夫をしはじめます。班員とアイデアを出し合いながら作成していきます。

「壁新聞」が完成すると必ず班ごとに発表会をさせます。

 

まずは,学級予選を行い勝ち抜いた班が決勝戦で発表します。

ここで見たいのは,生徒たちのパフォーマンス力です。

さて,今日は,その決勝戦を行いました。

授業参観でしたから40名近い保護者も審査に加わり,大いに盛り上がりました。

クイズあり,寸劇あり,コントあり,ものまねありなどアイデアに富む,楽しい発表会となりました。

1月からずっと高校入試で縮こまっていた心と身体が,この発表会でほぐれたと思います。

体育館で大きな笑いが起こった,素敵な1日となりました。

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