半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3446 初心とエール

今年も教員採用試験に向かって,懸命に努力をしている若者がいます。
中には,何年も臨時採用をしながら勉強をしている若者がいます。
正直,教師への道のりはとても厳しいものなのです。
現在,教師になって教壇に立つ我々も,このような厳しい道のりを乗り越えてきたのです。
教師になるために,懸命に努力してきたはずです。


この頃の気持ちをしっかりと覚えている教師はどれぐらいいるのでしょうか。
教師になって,懸命に学び続けている教師はどれぐらいいるのでしょうか。
あの時の情熱を持っている教師がどれぐらいいるのでしょうか。

私を含めて,教師になるまでの努力をしたと思いますが,教師になってからの努力を続けることは本当に難しいのです。

野口芳宏先生の言葉です。

「まで」の努力よりも「から」の努力が大切である。

教員採用試験がいよいよ動き出します。
そんな時期だからこそ,この言葉の重みを感じます。

全国の教師を目指して懸命に努力している若者たちに言いたいです。
その努力は,将来教師になった時に,きっと生徒に伝わる大きな力となります。
努力することの大切さを自分の経験として語れるのです。
夢を追い続けることの素敵さを自分の経験として語れるのです。