半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3377 ローテーション道徳授業

今日の3時間目に3年1組で道徳授業を行いました。
内容項目は,真理の探究です。
この内容項目を授業で扱うとすれば,おおかよそ偉人の教材を使用することが多いようです。
もっと具体的に言えば,困難に負けず,自分の信念を貫いて成功した人物を扱うということです。
確かに,偉人の人生を生徒に教えることはとても大切だと思います。
しかし,生徒が偉人と自分を重ねあわせて考えることは,なかなか難しいことです。
立派な生き方だけど,「自分にはできないなあ」という生徒が多いのではないかと思っています。
そこで,偉人を扱う場合は,偉人の人生の中で生徒が自分と重ね合わせることができるようなエピソードを探して,教材の中に入れ込みます。
できれば,だれもがやるような失敗例がいいです。
このようなエピソードを入れ込むとで,「なんだ偉人も自分と同じなんだな」と考え,偉人を身近に感じとることができるのです。
こうすれば,生徒は発問に対して深い思考をし始めるのです。
「自分だったらどうするかな」とより身近に感じて考えるのです。

今回の道徳も生徒が自分と偉人を重ねことができるエピソードを中心に組み立てました。
感想を読むと,そこの部分がしっかりと書けていました。
しかし,まだまだ改善すべき点が多いですね。
来週の道徳授業に向けて修正を加えます。