半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3376 学習支援ボランティア報告会が終わりました

今日の午後は,県立大学へ行き,学習支援ボランティア報告会に参加しました。
市内9校に配属された10名の大学3年生が,中学校現場で体験したことや感じたことや学んだことを15分間で発表しました。
教師とは違った視点で現場をとらえた部分が興味深かったです。
中には,するどい指摘もありました。
実際に教育現場に出る前に,こういった研修を通して現場の空気を肌で感じることは大切です。
しかし,感じるだけではダメです。
自分ならどうするか,どうしてこのような指導をするのかなど自分の中に一旦落とし込んでみることが大切です。

10名の発表の共通点がいくつかありました。
①生徒との距離感が難しい。
②生徒の叱り方が難しい。
③授業に集中しない生徒の指導法などです。

これらのことも,自分ならどうするかを考える必要があります。経験がないから無理だと考えてると前へ進めません。
経験がないなら自分で学ぶしかありません。
ネットや教育雑誌や現場教師に直接たずねるなど動くことが大切なのです。

誰かが教えてくれる,初任者研修で教えてくれる,先輩が教えてくれるなどは非常に甘い考えです。

現場はそんな余裕はありません。
待っていても教師としての成長は望めないのです。

10名の大学生が実際に教師になり,教育現場に出ることを願っています。

せっかくの出会いですから,10名に名刺を渡しました。
これがきっかけとなり,つながっていけばいいなあと思いました。