半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3044 野口流,学力形成

昔は,若手と一緒に九州北部で開催される,いろいろなセミナーに参加していました。
福岡,佐賀,熊本など車に乗り合わせて行っていました。
車で行くと,その行き帰りでいろいろな話ができます。
特に,帰りの車の中はセミナーの興奮が続いているせいか,教育についていろいろな話で盛り上がっていました。
懐かしいですね。
そんな時代の話です。
期日は2003年7月29日に開催された野口先生の講演会の記録で,ホームページに書いたものです。



先日,7月29日(火)の朝からの激しい雨が降るあいにくの天気だったが,佐世保市教育委員会が主催する野口先生の講演会に参加した。400名を相手にする模擬授業あり,本音トークありの相変わらずの野口先生の刺激的な2時間講義だった。その講義のメモからいくつか拾ってみる。
○「授業の目的は,学力を形成すること。」
○「学力が形成されたかどうかは,子どもが変容したかどうか。」
○「学力形成とは,1 獲得・習得(入手) 2 訂正・修正(変更) 3 深化・拡充(向上) 1〜3のどれかがあればその授業は学力が形成されたことになる」
○「野口流 授業10の原則」
 1 発問ー作業ー巡視ー指名
 2 ノート作業は小刻みに
 3 できることより変わること
 4 ○か×か
 5 全員参加の保証
 6 挙手により立場の分布・分類を確認する
 7 傍観者をつくらない
 8 わからなさの自覚
 9 向上的変容の自覚
10 否定への感謝
○「だめだと思ったら,改善する!」