半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2522 自学ノート

全国学力調査の結果からも分かるとおり,家庭学習の時間が不足している生徒が多いようです。
ですから,学力向上のためにどうやって家庭学習時間を増やすかが課題となっています。
強制的に宿題を出してもなかなか提出しない生徒が多いのが現状です。
以前もこのブログで書きましたが,私の授業では宿題はありません。
その代わりに自学ノートの提出をさせています。
内容は,学習プリントのステップ2とステップ3の完成あるいは自分で調べたことをノートにまとめるというものです。
提出自由にしてますが,1年3組では毎回3分の2近い生徒が提出します。
ノートチェックだけでも1時間はかかります。
しかし,この1時間はうれしい時間です。
というのは,ふどんな自学をしているかが楽しみにしているからです。

また,授業中に自学のテーマを与えると,すぐに調べて次の日にノートを提出するOさんという女子もいます。
例えば,六波羅探題跡は現在はどんなふうになっているのかな
例えば,時宗のお寺は見たことがないけど,九州にはあるのかな
例えば,長篠の戦いとは,どんな戦いだったのかな
などについて,すぐに調べてくるのです。
この反応の良さはとても素晴らしいことです。