半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2509 保護者対応のポイント

今日は,午後から市教育センター主催の講座を受けに行きました。
講師は,大阪大学大学院教授の小野田正利先生でした。
モンスターペアレント論を超えて」という演題で全力疾走の2時間半でした。
「モンスター」と呼ぶことで,敵対心が生まれてしまい,倒すことを目的となってしまうため,この呼び方をやめようという考えです。
そういった保護者の背景にあるものを考えていくことの必要性を主張されました。
困った保護者へ対応するための10個のポイントを教えていただきました。
①まずは,お茶を出す。
②「そういう気持ちにさせてしまったことは申し訳ありません」と言う。
③同僚を見殺しにしない。
④言い逃れをしない。
⑤相手の立場になって見えるものがある
⑥話し合いの条件
⑦エネルギーの源は?
⑧エラーを重ねない。
⑨学校でできることとできないこと
⑩向き合う気持ちと共同性

この他,現場の先生たちが元気が出るような話が連発されました。
・キリギリの同僚性でもよい。
・70%程度のエエ加減さが大切。
・退職後も先生と呼ばれる素晴らしい仕事であることなど。

学校現場と先生たちを大切にしたいという熱い思いをもった先生でした。