半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2483 研修にお金をかけよう

今日から7月です。
さっそく,夏休みの研修講座一覧表が回ってきました。
教育センター主催の30を超える公的研修会が紹介されていました。
例えば,
モンスターペアレントの対応」
「教科研修」
「校務支援システムの活用」
「生徒指導」
「教職員のメンタルヘルス」など実に様々です。

これらの講座から希望する研修を選び,受講することになります。
これらの研修講座はすべて無料です。
一見,無料であることがよさそうに思えますが,実は無料の弊害があるのです。
例えば,こんな風景を見る事があります。
①後ろのほうの席に座り,居眠りをしている。
②メモをとらない。
③質問をしない。

せっかくの学びのチャンスを無駄にしている教師が多いのです。

例えば,研修参加費としてワンコイン程度を支払うようにすればどうなるでしょうか。
おそらく,参加費の元をとろうということで,メモをとり真剣に聴く教師が出てくるのではないでしょうか。

何よりの弊害は,研修にお金をかけないことが当たり前と考える教師が増えるということです。
自腹で旅費と参加費を払うようなセミナーや研修会に参加しない教師が増えるということです。
もっと言えば教育書や教育雑誌を自腹で買う教師も少なくなってしまう恐れがあるということです。

教師は学びに,もっとお金をかけなければいけません。
そうすれば,学ぶ意欲が高まるのではないかと思いますが,どうでしょうか。

ということで,今夏,公的研修会3つと私的な研修会2つに参加する予定です。
もちろん,私的な研修会は旅費と参加費は自腹です。
かかったお金の分だけ学ぼうという意欲はあります。