●「SHORT PEACE」（監督 大友克洋ほか）
大学時代に美術学科の友達であるＳ君に大友克洋さんのマンガを紹介されました。
Ｓ君は，大友さんのマンガをすべて持っていました。
Ｓ君の下宿に行くたびに読ませてもらい，そうするうちに全部読破しました。
「ハイウェイスター」
「さよならにっぽん」
「気分はもう戦争」
など。
その中の１冊に「童夢」というマンガがありました。
これを読んで，これはもはやマンガではなく芸術だと感じました。
東京の団地で繰り広げられる，サイキックバトル。
緻密に描かれた背景。特に超能力によって壊される団地の描写が圧巻でした。
その後，「老人Ｚ」や「アキラ」や「MEMORIES」や「スチームボーイ」などのアニメ映画そしてカップヌードルのＣＭで有名になった「FREEDOM」を見てもその感想は変わりません。
（しかし，実写版の「蟲師」はちょっといただけませんでしたが…）
という訳で，久々の大友作品を見て満足しました。
大友さんの「火要鎮」を含め４人の監督によるオムニバス作品です。
日本のアニメの凄さを実感できる１本だと思います。
