半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2144 卒業式終わる

今日は,朝から小雨でした。
せっかくの卒業式なのに,雨は嫌だなと思いながら学校に到着しました。
しかし,受付が始まり卒業生や保護者が来校し始めるころには,空が明るくなってきました。
そして,いよいよ式です。
卒業生も在校生も一生懸命がんばり素晴らしい式になりました。
特に感動したのは,全校合唱の「ふるさと」でした。
ハーモニーが美しく,心にせまり,卒業生と過ごした3年間がよみがえってきました。
この歌は,何度も聴くとじんわりと心に浸みてくるいい詩だと思います。
歌い続けていくうちに,生徒の心に残っていくものだと思います。
歌詞の一部を紹介します。



何気ない日々の中に
明日の種をさがせば
始まりの鐘が響く
今君のために





特別なことがない,平凡な日常にこそ 大切なものがあるのです。
毎日を粛々と生きていくことこそ,大切で特別な日々なのです。


このことは,東日本大震災に関する本を読むたびに考えることです。



式が終わり,外に出ると少しずつ晴れてきて,見送りまでしっかりとできました。
体育館の周りにある桜の木もつぼみがほころびはじめていました。

卒業おめでとう。
平凡な日々が大切であることに気付いてくれることを期待しています。
76名の卒業生に幸多からんことを。