半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2313 県立大学生の感想その2

昨日行った県立大学での講義感想をまとめています。
そのいくつかを再び紹介します。

・今まで受けてきた道徳の授業とは違い,とても考えさせられ,これが本当の道徳なんだと体感させられました。また,道徳とは関係がありませんが,授業中の声の出し方,発表した人に安心を与える方法など,授業中の大切なことを学べたとてもいい授業でした。
・授業を行う上で様々な技術があり,どれもが,子供の視点に立って行っていることがわかり,とてもわかりやすかったです。今回の授業でやっぱり誰が正しいかと競い合うということでなく,みんなが正しい方向へと進むための道標の授業なんだなと感じました。数学のように答えは決まっていないからこそ,しっかりと考えていかなければならないjなんだなと感じました。
・久しぶりにに道徳の授業を受けて最初はどうせ分かりきっていることを述べるだけだろうと思っていました。しかし,今一度自分自身に,向き合わなければならないという心に響くものがあり,大変いい機会に巡り合えたなと思うようになりました。
・私は小中学校の道徳の授業はあまり好きではありませんでした。「人」の生き方について考えるのは,難しく自分の意見や考えがまとまらなかったからです。しかし,今日の講義を聞いて,道徳の時間というのは,生徒の気持ちを変えるためのきっかけづくりなのだとわかり,道徳は大切な時間なのだと思いました。道徳を教えるというのは難しそうですが,生徒がよりよく生きるためにいろいろ工夫して教えていきたいと思いました。
・道徳って道徳の本を読むのは好きだったけど,授業は嫌いでした。先生の求める答えがなんとなくわかるし,その答えのために1時間を使うなんて無駄だと思っていました。だったら,自分で読んで自分の考えを内に秘めておけばいいと。でもこんな授業だったら生徒のみんなにどんな考えを持ってもいい。どんな答えも正解なんだと。いうことが伝わるんじゃないかなと思いました。途中の答えが1つでも最後に答えを求めないこと。正解をつくっておかないこと。これが大切な気がしました。