半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2060 学年通心最終号

本日,毎週1回発行してきた第1学年通心の最終号を発行しました。
昨年度も同じように週に1回,第2学年通信を発行してきましたので,これで2年間続けて発行したことになります。
この通信を書くにあたり,自分にいくつかの制約を設けました。
①イラストや写真は入れない。
②過去のネタは流用しない。
③単なる行事連絡通信にはしない。
④保護者の意識をちょっとでも変えたい。という気持ちで書く。
⑤学年の保護者全員と全職員に配布する。
⑥必ずA4サイズ1枚にする。

こういった制約があったので,通心を書く作業がとても難しかったです。
土日の2日間かけて書いていました。
ということで,この作業を通していろいろなことを学びました。
例えば,読みやすい文章の書き方。
A4サイズにまとめる力。
ネタ探しのコツ。など
さて,最後の通心を以下に載せておきますので,読んで興味をもった方は,メールをください。
全43号の通信をpdfファイルで添付して送ります。
ただし,メールに以下のことを書いてください。
①お名前
②学校関係者の方は,勤務校名。
③教職年数。
④後日,感想を必ず送ること。

■アニメ『おおかみこどもの雨と雪』(監督 細田守)を見ました
 この映画のテーマは親の愛情と子供の自立だと思いました。どんなにつらいことがあっても主人公の花(母親)は笑顔で,雨と雪の二人の子供を一生懸命に守り育てていきます。そして,子供たちの自立の時が来ます。親の愛情は何ものにもかえることができません。無償の愛なのです。
エンドロールで流れる「おかあさんの歌」がとてもよかったので,その一部を紹介します。

 きらら きらら のびのび 育っておくれ
 いつかあなたが 旅立つときは きっと 笑って 見送ってあげる
 ううう ううう でもちょっと さみしいかな
 うおおん うおおん おねがい しっかり生きて

 自分の子育て経験で言えば,中学生の頃は親の愛情の深さにや気づいていても,素直に応え表現することができない時期だと思います。逆に親の愛情がうとましく感じることが多いでしょう。 親は子供からうるさがられても,「ウザイ」と言われても,無視されても,大げんかしても,常に無償の愛で子供を包んでいるのです。子供はその愛情に気づく時が必ずきます。そうやって子供は自立してくのです。子育ては,その時々で,難しく感じたり悩んだりするものです。しかし,深い愛情を受けて育った子供は,きっと人の悲しみや痛みがわかる優しい人になると思います。 そして,実際に自分が親になった時,親の愛情をあらためて深く感じることができるのです。



数名の職員と保護者が「いつも楽しみにしています」と励ましてくれました。こういった反応があったので,1年間がんばれたと思います。