半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2418 読破4冊目「世に棲む日日②」

●「世に棲む日日②」(司馬遼太郎 文春文庫)
今日の午後は,私立高校の推薦入試引率でした。
生徒の試験が終わるまでに待合室でこの本を読破しました。
引率教師の中には,仕事をしている教師もいますが,私は,基本的に読書をしています。
一番嫌なのは,知り合いの教師同士がおしゃべりをしていることです。
周りのことを考えて,静かにしてほしいと思うからです。
さて,3時間ほどの待ち時間がありましたから,第2巻を読破できました。
驚くことに吉田松陰の処刑についての記述は,ほとんどありませんでした。
高杉晋作中心の話になってきました。

高杉が作った「おもしろきこともなき世をおもしろく」という上の句に
歌人の野村望東尼が「すみなすものは心なりけり」という下の句をつけたそうです。

人生をおもしろくするもしないも自分の心が決めるということだと思います。

なかなか興味深い歌だと思いました。

さて,第3巻はどんな展開になるのでしょうか。楽しみです。

新装版 世に棲む日日 (2) (文春文庫)

新装版 世に棲む日日 (2) (文春文庫)