半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

4617 テストの採点をしながら思うこと

今日から第3回定期テストが始まりました。社会科は今日行われましたので,定時で退勤して,自宅で採点をしました。35年間,テストの次の授業で返却することをやってきました。そういったことから,どうしても急いで採点する必要があるのです。
3学級の約100名分の採点が終わったのは,9時でした。やはり3時間かかりました。これに加えてパソコンで素点を入力すると3時間半ぐらいはかかります。この仕事を学校ですることは不可能です。なぜならば,長時間勤務時間が大問題になっていますから,職員室には残れないからです。結局,仕事を自宅へ持ち帰り,夜遅くまで採点する教師が多いでしょう。若い頃は,テスト期間は午前中で終わり生徒は下校していました。そして,午後ゆっくりと採点していました。今となっては,懐かしい時代です。それでも時間があったので,体育館で職員レクなどをしていました。そうやって,職員の心のつながりをつくっていたのだと思います。学校は荒れて毎日のように生徒と格闘していましたが,職員の心のつながりは強かったと思います。そういったことができないくらい,現場は忙しくなりすぎました。